井上さん…?
「あらっ!
彼女が直前キャンセルとか珍しいね
風邪?」
「っぽいですね」
「流行ってるからね〜
あ…でもどうしよう
私、これから上がるし
葉山さんも六時で上がりでしょ?
この時間、二人ってキツイよね?」
「大丈夫っすよ、チーフ」
「平気ですよ」
「あ、チーフ!
私、最後までやってきます!」
「葉山さん、ありがとう!
ごめんね〜!そうして貰うと助かる!
私、チビ迎えに行かないと…」
「はい!おつかれさまでした!」
「お疲れ様っした〜!」
「お疲れ様です!」
「ホントにありがとう〜!
…お疲れ様でした!」
バタバタとロッカーへ
走って行ったチーフに、三人で挨拶する
――― ホントに井上さん 珍しいよね
風邪、かなりひどいのかなあ…
「… ねね!武…!」
「――― 村田、喧嘩したのか?」
フライパンで 玉ねぎを炒める音
「なんか声、泣いてたっつ〜か」
「ほっとけ」
「だって村田の彼女だろ?」
「――― 葉山ちゃん!
ツナクリームあがったよ!」
「あ…っ!!はいっ!!」
ケンカ…
この前の ことかな…


