Turquoise Blue Ⅲ 〜好きな人の名前〜





スタジオの外は、やっぱり寒くて


紺色の空の向こうで、電車の音がする




「やっぱり〜
明けるの遅くなったね〜」


「空?」


「うんうん」


「秋だねえ」


「秋〜〜」


「あ、ちょっと待って
あったかい紅茶買ってくる」


「コンビニ寄ってこ」


「うん!」




駅の近くのコンビニに寄って
肉まんとかを買った




「あ〜…あたし〜
洗濯ものたまってるや〜」


「せっしゃもだ…」


「今日天気、いいっぽいよ〜」


「じゃあやらないとなあ
フトンとかもなんか、湿っぽいし」


「あ。でもあたし今日
服買いに行こうかと思ってたんだ」


「え〜?!
ヒカルちゃんどこ行くの〜?!」


「ん〜…特に決めてなかったけどぉ
ほら、あたし春に出て来たから〜
秋物とか全然なくてぇ」


「え〜なら一緒に行かない?」


「うんっ!行こうよ!
ユカとかは、一緒に行かない?!」


「あ…!!
私今日は、午後からバイトなんだ
ごめん!!」


「謝るコトないのにぃ
…そーだ!衣装とかどうする?!」


「そういえば〜
今回決めてなかったね〜」


「Tシャツとデニムのつもりでいた」


「せっしゃは”湯”で」


「マキちゃん大丈夫っ?!」


「ご…ごめん
ふきだしちゃった…」


「なんかシノぉ
お笑い担当目指してる〜?」


「あははは」


「なにを言うか!
某、大まじめで御座るよ!」


「何でもいいけど
全員でゴスロリとか絶対やめてね…」


「えっ!タカコ
ロリータとかキライ?!」


「キライじゃないけど
自分では着たくないかも」


「マキちゃん、似合いそうなのに〜!」


「でもTシャツ、楽でいいよね」


「ステージ暑いし」


「じゃあ次も、Tシャツで行く?」


「あのポスターも、Tシャツだもんね!」


「――― あたしたちっぽいかな!」


「うんうん!!」