「葉山!おかえり!」


「武藤!」




「ごめんね〜!武藤くん!
今日はキーボードとか
運んでくれてありがとう〜!」


「私も
ちょっとシンバルとか
自分の諦めようかと思ってたから」


「気にすんなって!


―――… それより、どうだった…?」





マキちゃんが両手で 大きな○


「――― ぃやったじゃんっっ!!
マジでおめでとう!!」


「あはははは!ありがと!!
あ、どうする?打ち上げ行く?」


「でもぉ
合コン状態なんでしょ〜?」


「さよう
かなりいい感じとの
感謝の電子文書が、先程御座った」


「じゃああたし達、邪魔っぽくない?」


「わはは!!」

「あはははは」

「だね〜」

「かもね〜」


「なら連絡入れて、私たちは帰ろうか!
ヒカルはうちに泊まるでしょ?」


「うん」


「じゃあ、真木とヒカルちゃん先だな」


「ユリ〜
キーボード奥でいい?」


「うんうん!
シノちゃんありがとう〜!」


「スタンドの脚、動かないように」


「せっしゃが座って押さえるかの
ユカ〜!奥座ろう!」


「うん!!
――― あっ!!」




「どうしたの?ユカ」


「…ポケット!
なんか刺さると思ってたら
ボールペン借りたの忘れてた!
返して来る〜〜!」


「うん!わかった〜!」