「”ストロベリーピンク”さん」 「はい!!」 「――― 出番だ」 「忘れ物ない?」 「うん、大丈夫!」 扉を開いて、廊下 ストラップを肩からかけて 重いベースを、胸に抱える その時隣の、楽屋のドアが開いて 金髪の頭が 顔を出した 「頑張って」 「あ、どうもありがとう!!」 「客なんか、カボチャカボチャ〜」 「そのTシャツ オレンジでカワイくないですか〜?! キモかわいいの あたしも結構好きですよぉ」 「いいでしょ?! ジャックランタンかわいいよね〜」 私は その笑顔に、顔をそむけた