「―――… 武藤!」
「葉山!」
「ユカ〜!」
「澤村さぁん!すごいね〜!」
「ヒカル、これ差し入れ!」
「やぁんありがとう〜!」
「真木さん!!」
「あ!星野さんと今田君!!」
「来たよ〜〜!!」
「ありがとう〜!!」
「明日は俺らのライヴだから
観客席から盛り上げよろしくな!」
「うん!7時からだっけ」
「そうそう」
「バンドやってるんですか〜?」
「BIGFOOTってバンドやってまっす!
お互いがんばりましょう!!」
「あれえっ?!もしかして山下?!」
「よぉ。」
「ぅわあああ!!久しぶり〜〜!!」
「あれ…山下君?!」
「よ…よう、真木」
「今日はどうもありがとう!」
「べ…別に?
武藤と久々、渋谷で遊ぼうって
ついでだし」
「山下く〜ん!
コンタクトにしたんだ〜?!」
「お、おう」
「こんにちは〜!」
「彼らは
五月祭で一緒になった
実行の仲間」
「シノのお友達ね!
今日はありがとうございまぁ〜す!」
「どうも〜」
「おお!マジでカワイイし!」
「あは!ありがとうございます!」
「シノちゃ〜ん!
ポスター描いてくれたのって〜
どの人なの〜?」
「お?ポスターって?」
「あ、違うんだ
別の人だよ
忙しくて来られないみたい」
「え〜〜!残念〜!
お礼、言っておいてね!」
「うん」
「あはははは!ホントに〜?!」
お父さん、お母さん
大学の友達
高校のともだち
武藤 ―――…
「武藤…っ!ごめんねっ?!」
「え?!どした?!」


