「ほらほら!」
それは、店に着いた途端
私を呼んだ村田さんが
厨房のカウンターで、拡げた雑誌
「―――… えっ
これ…武藤じゃん!!」
「そそそそ!」
その本の、真ん中あたり
いろんなモデルさんが
たくさん集まってる見開き
そこに武藤も、ポーズつけて写ってた
「すごくね?!
扱い結構デカイよな?!」
「うんうん!!」
すごい…! 武藤
「おはよ〜っス!!」
「武藤!!」
「武藤!!」
「武藤サン!!」
「ぅおっ?!なんだなんだ?!」
「カラオケ行くぞカラオケ!!」
「うあぁ〜…見られてるし…」
「あははは!」
「ぉ祝ぃしますょ〜ぉ祝ぃ〜」
「今夜どうよ」
「俺は全然いいけど」
「あ…!ごめん
私今日は、用事あって」
「そっかぁ
あ、お客さん来たぞ」
「いらっしゃいませ〜」
「いらっしゃいませ〜!」


