Turquoise Blue Ⅲ 〜好きな人の名前〜






「――― ちょっとさ 歩かない?」





笑うと かなりタレ目
少し、困ったみたいに見える表情


赤と白のロンTに
ダメージ加工のデニム




『彼』より、少し高い背中が
私の前を歩く




ちょうどうちと、同じくらいに
この辺の、大きな店も閉めるけど


どこのショーウインドーにも
いろいろなハロウィングッズが
キレイにディスプレイされて並んでる




駅ビル前




バス通りが見渡せる
歩道橋兼、広場みたいなとこには
待ち合わせの人たちがたくさんいて




武藤は、その鉄柵の所に
大きな両手でつかまって
いきなりそのまま
ヒザを曲げてしゃがんだ






「――― この前は、マジでごめん!」