マキちゃんの 話は続いた
「私たちはアマチュアで…
世間の人は私たちの事なんて
だ〜れも知らない
多分、たくさんチラシをまいても
私たちの曲なんて聞いた事もないから
…もしその時カレシから電話が来たら
ちょっと気になってたとしても
カレシのほうに行くよ
――― だって、私たちがそうでしょ?」
「うん、そうだね」
ヒカルがそう言って、クスッと笑った
「でも
ずっとその場所でやってれば ―――
”ああ、こいつらまだ
ここでやってんのか”って…
ふらっと来てくれる人が
いるかもしれない
そして聞いてくれて
気に入ってくれるかもしれない
まずはそこから、始めてみようよ」


