Turquoise Blue Ⅲ 〜好きな人の名前〜





マキちゃんの 話は続いた



「私たちはアマチュアで…
世間の人は私たちの事なんて
だ〜れも知らない


多分、たくさんチラシをまいても
私たちの曲なんて聞いた事もないから

…もしその時カレシから電話が来たら
ちょっと気になってたとしても
カレシのほうに行くよ

――― だって、私たちがそうでしょ?」




「うん、そうだね」




ヒカルがそう言って、クスッと笑った




「でも
ずっとその場所でやってれば ―――

”ああ、こいつらまだ
ここでやってんのか”って…

ふらっと来てくれる人が
いるかもしれない

そして聞いてくれて
気に入ってくれるかもしれない

まずはそこから、始めてみようよ」