Turquoise Blue Ⅲ 〜好きな人の名前〜





一度照明が落とされた ステージの上


ドラム、マイクスタンド
楽器のセッティング




組んだ足場に昇るスタッフ


下で見上げる人と何か
大声で話しながらチェックしてる




照明のとこから降りて来た人は
すぐにカメラ前を、すごい速さで走って


テントの下の、小さなモニターとか
機械いっぱい置いてある場所に行って
そこにいる人と、何か話し合い




またすぐに何人か、ステージの上へ




誰も座ってないのに
勝手に鳴ってるハイハット




”Chea-Ruu”の姿
まだ見えない ――――






「なんか随分、時間かかってる…」


「うん…」




髪も服も、びしょ濡れ




会場に 放送


だけど風の音と、叫び声すごくて
あまりよく 聞こえない ―――




「… トオヤ…ッ!!!」