一度照明が落とされた ステージの上
ドラム、マイクスタンド
楽器のセッティング
組んだ足場に昇るスタッフ
下で見上げる人と何か
大声で話しながらチェックしてる
照明のとこから降りて来た人は
すぐにカメラ前を、すごい速さで走って
テントの下の、小さなモニターとか
機械いっぱい置いてある場所に行って
そこにいる人と、何か話し合い
またすぐに何人か、ステージの上へ
誰も座ってないのに
勝手に鳴ってるハイハット
”Chea-Ruu”の姿
まだ見えない ――――
「なんか随分、時間かかってる…」
「うん…」
髪も服も、びしょ濡れ
会場に 放送
だけど風の音と、叫び声すごくて
あまりよく 聞こえない ―――
「… トオヤ…ッ!!!」


