「――… え〜… なんでえ?!」
カバンの真ん中
朝、持って来る時
全然なんともなかったのに ―――
「キリで突いたみたいな…
ユカ、どこかに
よっ掛かったりした?」
「してないよ〜〜〜〜…」
「中は無事?」
「ポーチと財布と…
タオルとケータイと…
――― ちょ…っ
おみやげがあああ!」
「お菓子?」
「う、うん…!
後はTシャツとかストラップとか
シーサーの置物とか…」
「見せて見せて
――― うん!大丈夫っぽいよ」
「よ…よかったぁ!」
「あ?!
ケータイちょっと傷ついてない?!」
「えっ!!あ〜…
わ、私結構ケータイ落とすし
元からかもしれないから
わ、わかんない…」
「ユカ?皆、どうしたの?」
「マ、マキちゃん!ユリちゃん!
ううん、なんでもない!
遅くなってごめんね〜!」
「ううん ―――
またあの人いるね」
「へ?!」
「前に、アンケートとか言って
声かけて来た人」
「……… ああああ!!
あれ、あの人だったのかあ!!」
「あの人、なんかキライ」
「え!!
マキちゃんがそんな事いうなんて
珍しくない?!」
「うん〜…少しびっくり」
「なんか嫌なの」
「うわ!もう二十分だよ!!」
「え、会場までどのくらい?!?!」
「普通にいけば、十五分だって」
「なら混んでるし〜やばくない?!」
「うん!!行こ行こ!!!」


