Turquoise Blue Ⅲ 〜好きな人の名前〜





意味 わかるまでに
少し 時間 かかった




「ユカぁ…」


「… ぅ〜〜… 」




ユリちゃんに 抱きしめられて
背中、ぽんぽんされて
涙 止まらなくなった




「帰ったら〜
皆で、お礼 言おうね…?」





マキちゃんのアニキは


ゼロだった私たちに 楽器をくれた




どうしようもなかった私に


パフェ おごってくれて


夏の海 一緒に 連れてってくれた




お花見の 屋形船


そして この場所も




言葉は乱暴だし
でも、いつだって ―――




「…… ごめんなさぃい…」




そういうこと 全部わすれて


私 さっきまでアニキの事
見ないようにしてる 心のどこかで
ずっと 思いきり うらんでた…―――