なんでそんな事いうのか
全然、わかんなかったけど
「それからこれが、今、録った奴」
アゴから汗、手の平で拭く ―――
ただうなずいて、ヘッドフォン握った
「―――… え 」
曲、終わって
マキちゃんが、こっち向いた
「一番最初のに比べると
格段に、上手くなってるでしょう」
「… うん
―――… びっくり した…」
全然、違う …―――
「こうやって録る利点の何かって
自分の欠点わかるから
どんどん上手くなる事なんだよ
だから、なかなか終わらないの」
「… それってさ」
「うん」
「私…まだ… 上手くなれる…って事…?」
「当然!!」


