Turquoise Blue Ⅲ 〜好きな人の名前〜





待合室に出た


知らない、地元っぽい人達がいて
頭さげて、ソファに座ったんだけど


「んじゃあたし達は
観光でもしようか〜」


ヒカルが伸びしながら
出口のほうに、歩き出した


「え…ここで待ってなくていいの?」


「二時間くらいはかかるでしょ〜」


「えええっ?!シノ一人なのに?!」


「タカコ、音にこだわるし
シノも、初めてやるって言ってたし」


「シノ…あんまりこだわらないよ?
サクッとサクッとって感じだもん」


「アハハ
後で自分でやる時わかるよ〜
あ、あたし、服見たいんだぁ
ユリも見たいでしょ〜?」


「見たい見た〜い!」




繁華街


「ぅわ…!外、あっつ…!!」


とたんに背中から、じっとり汗




楽器屋さんの地下
スタジオから上がった、すぐ目の前には
ファーストフードとかコンビニとかあって


「魚、すごい色だよね〜」


ちょっと様子は違うけど
うちの近所にあるとこと
なんだか少し、似てる


「あっち、行ってみよ」




タクシーたくさん通ってて
ビルとかもある、さっきの通りから
一本細道、入ったとこは


屋根つきの商店街
アーケードになってた




「お土産屋さん多いね〜」


店先に、原色のアロハ


それからハブ、吊り下げてるとこは
なにげに皆、駆け足で通過




「… わ、キレイ…」


立ち止まったのは
壷とか、ガラスの器が置いてある
食器屋さんみたいなとこ


”琉球ガラス”


おじーのとこのとかも
やっぱりこういうグラス多くて


なんか、色々なガラス
混ぜて作ったりするから
ビミョーにグラデーションしてたり


小さな泡が入ってたりするのが
不思議な感じで、かなりいい


… なんかセットの奴 買っていこうかな
お父さんとか、ビールこれで飲んだら
美味しいかもしれないし


「あ、あっちの店は?!シルバーアクセ!」


「やぁあ!このネックレス欲しい〜!」