Turquoise Blue Ⅲ 〜好きな人の名前〜





マキちゃんの声で 後ろを振り向くと


おじいさん、さっきまで弾いてた人から
蛇の革がはってある、三線と


黒い爪みたいな
ピックみたいなのを受け取った


笑いあいながら
なんか打ち合わせっぽく
音出しながら話してる…


「… ねぇマキちゃん!
沖縄の人って
皆ああいうの弾けるの?!」


「え、皆って事はないだろうけど
歌ったり踊ったりは皆…」


「だってほらほら!!
また違う人がなんか持った!」




他の人も 太鼓や
カスタネットみたいの持って


砂浜、おじいさんの横で
ニコニコしながら じっと準備を待ってる




波の音 ―――




「”胡蝶ぬ 唄”」