マキちゃんの声で 後ろを振り向くと
おじいさん、さっきまで弾いてた人から
蛇の革がはってある、三線と
黒い爪みたいな
ピックみたいなのを受け取った
笑いあいながら
なんか打ち合わせっぽく
音出しながら話してる…
「… ねぇマキちゃん!
沖縄の人って
皆ああいうの弾けるの?!」
「え、皆って事はないだろうけど
歌ったり踊ったりは皆…」
「だってほらほら!!
また違う人がなんか持った!」
他の人も 太鼓や
カスタネットみたいの持って
砂浜、おじいさんの横で
ニコニコしながら じっと準備を待ってる
波の音 ―――
「”胡蝶ぬ 唄”」


