Turquoise Blue Ⅲ 〜好きな人の名前〜





「マキちゃ〜ん!
これがタコライス〜?!」


「うま〜い!うまいよ〜!!」


「ユカ…泣かなくても…」


「作り方〜知りたいかも〜」


「簡単だよ
ひき肉、チリソースで炒めて
後はご飯の上に、レタスとかトマトと
一緒に乗せるだけだし」


「これは〜?角煮みたいの〜」


「ラフテー」




いつもより
ちょっとだけ早い夕食は
ユリちゃんがマキちゃんに
料理の作り方聞いてて


他にもチャンプルーっていう
キャベツとかニンジン入った
野菜炒めとか


あのゴツゴツの
キュウリみたいのはゴーヤで
なんかちょっと、苦かったけど


シノはかなり気に入ったらしくて
選ぶみたいにして そればっか食べてる




食後は皆で 庭のテラスへ


白いテーブルに
黄色く熟れたパイナップルと
オレンジ色した
パパイアの盛り合わせが出て来た




「…… キレイ 」


「おいしい…」


「眠くなって来るね〜…」


「うん…」




ここに来るのに、坂を昇って来た


暑いけど 風がキモチいい


ブーゲンビリアの色 夕暮れになって
余計に目立ってる感じがする




楽しそうにマキちゃんと笑いながら
おじいちゃんの飲んでるビールは


私も知ってる 星座の名前 ―――