「こ、こんにちは!はじめまして!」
「こんにちは!お世話になります!」
「皆行こう!あれに乗るよ!」
マキちゃんに言われて
麦わら帽子、アロハシャツ
ジーンズにビーサン
真っ黒に日焼けした
サングラスのおじいちゃんが運転する
真っ白なジープに乗った
「な、なんか目の位置高い〜!」
「うは〜!なんかいい気分〜!!」
空港を出ると、街の風景
モノレール
大きな市役所みたいなビルと
港っぽい海の向こうに
白い橋が目立ってる
そう言うとうちの近所にも
あるような感じするけど
なんか、空気違うし
風、とにかく熱い ――――
「久しぶりぐゎ〜やさタカコ〜
で〜じちゅらか〜ぎ〜んかいなったぁ」
「あはは」
「クウヤ、やいちゃしる?」
「… 知らない」
「まあ〜海とすら以外や
ぬ〜もね〜らん所やしが
しちゅんなやっさ〜け居よ〜さい」
「マ、マキちゃん
な… なんて言ってるの?」
「”海と空以外は、何もないとこだけど
ゆっくりしていきなさい”って」
「わ…!そうなんだ!
ありがとうございます!!」
おじいちゃん、ニカって笑った
なんか、ちょっとアニキに似てるかも
「ねえねえタカコ!!あれなに?!」


