Turquoise Blue Ⅲ 〜好きな人の名前〜







「――― ユカ!ユリ!」


「マキちゃ〜ん!!
シノ!ヒカル〜!」




お昼頃、空港に到着


車を停めた入口近くでは
タクシーとかシャトルバスが
引っ切りなし出入りしてる



広い入口から
たくさんの人達と一緒に中へ入ると


ロビーには、女の人の声
案内のアナウンスが響いていて


天井まで届く
ガラスの大きな窓から


差し込んで来る光が、かなり眩しい




「タカコ!預けた物以外
荷物、これで全部か?」


「うん」


「まあまあまあ!
マキちゃんのお兄さん!
お久しぶりです〜!」


「こんにちは!
今回もお世話になります!」


「お世話になるのはこっちよ〜
あ!これね、ウチのダンナ!」


「こんにちは、葉山と申します
いつもユカがお世話になりまして
ご挨拶が遅れて申し訳ありません」


「いえ!こちらこそ!
向こうに私の祖父と
叔父夫婦がいますので
一応これ、連絡先です」


「ありがとうございます」


「そろそろ時間だし、皆行こう」


「うん!マキちゃん!」


「気をつけて!ユカ!
皆も着いたら、家に連絡入れてね!」


「は〜い!!」


「わかった〜!行ってきまーす!」


「行って来ます」


「出陣だぞ皆の者!!」


「――― 行って来ま〜す!!」