うちのおネコ様

7/27日(月)時刻は午前11時。

朝食もまともに取っていない私はお腹がペコペコだった。もちろん隣にいるルディも一緒だ。「じゃあまずはブランチでも」といって、遅い朝ごはん兼昼ごはんを求め、私達は駅前の飲食店街へ向かった。

うちの駅はわりと大きい方なので、外人さんが2、3人いても特に目立ちはしない。しかしルディは目鼻立ちの違いというより、根本的な容姿の違いを持っていた。

ようするにカッコイイといわれるもので・・・。

通りすがりのおばちゃんや夏休み中の学生なんぞはみな「え?モデルさん?」という驚いた顔でニヤつかせ、必ずといってみな振り返る。
180センチ以上もありそうなルディの横には、160センチの平均的な女の子がいても、化粧もしていないような豆粒の私がいると、まるで私がルディの子供か妹かになったような気分だった。

あ、そういえば。「ルディはいくつになるの?」素朴な疑問だ。

「えーと。もうすぐ1歳になるんじゃない?」

よちよち歩きも通り越した可愛くない1歳だ。


聞いた私がバカだったと、人間年齢で換算する。と・・・

「18歳~20歳くらい、かな?」


ルディはいつの間にか私の年齢を越していたのかと実感したら、なんだ急に不安な気持ちになってしまった。こんなあっという間に人間年齢で年をとっていたら、一体あとどれ位一緒にいれるんだろう・・・

ふとハルを家に連れてきた時の母の表情を思い出した。


「ミコ!ここがいい!!」

ルディがふいに足を止め、あわてて美子も足を止めた。

こ、ここは・・・


昨日のプチ同窓会+合同なんちゃらをやったファミレスだった。