君へのラブソング

陸とは前から同棲をしてたし、入籍、式を挙げたからってそんなに変化はなかった。変化と言ったら私の苗字が変わって、二人の関係が恋人から夫婦になった。それくらいのことなのに、すごく幸せなの。

陸が、大好きだから。―ううん、そんな言葉じゃ足りない。「愛してる」それでも足りない。私は馬鹿だからそれより深い言葉を知らない。もっと私の想いの丈を表した言葉、もしないのなら誰か作って?

「陸、」

「ん?」

名前を呼ぶと、微笑んで向いてくれる陸がいる。
それが当然だと思いたくない。奇跡なのだ。神様が与えて下さった、奇跡。
ずっとずっと、その微笑みを見ていたい。どんな有名な画家でも描けない、この微笑みを、独占したい。

「私、幸せだよ。」

「―俺も。」

陸はくしゃっと顔を皺くちゃにする。その表情、すごく陸に似合ってて大好きなの。

これから続く長い人生の道を共に歩むのが陸だなんて、私は本当に幸運の持ち主だ。

お父さん、お母さん。本当にありがとう。私に生を与えてくれて。育ててくれて、本当にありがとう。
夕暮れに両親を思い浮かべ、感謝した。