初めて会った日のこと、君は覚えてるかな? 君は泣いてて、僕は歌ってた。 人が行き交う駅の前。 君は泣きながら、僕の歌を聴いていた。 君の涙は綺麗で、でも見るのが辛くて、僕は目の前の君をわざと視界から外して、ギターを掻き鳴らしてた。 ゆっくり、距離が縮まって、そしてゆっくり、遠退いた。 僕はいつまでも、君を忘れない。