強引な君と甘い恋



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あたしは先生から頼まれた資料を運びながら資料室に向かっていた。


いつも以上に重たい資料を両手で抱え込みながら運ぶ。


こんなことなら真冬ちゃんにでも手伝ってもらえばよかったな。


「はぁ。重たい」


「俺が持つよ」


突然かけられた声と軽くなった感触。


驚いて顔を上げると、隣にはあたしが持っていた資料を軽々と持つ御堂くんがいた。


人が関わらないと決めたばっかなのに‥



「あれ?無視?」


きょとんとした顔をする御堂くんからふいっと顔を逸らし、足早に資料室に向かう。


「美春ー?」


御堂くんは早歩きするあたしの名を呼びながら後ろから追っかけてくる。


資料を持ってくれてるのは有り難いから早く資料室に着いて、どっかに行って欲しい。


「ちょっと、美春ってばー」


‥人の名前を大きな声で呼ばないで欲しい。


「みーはーるー!」


「‥!もう、何?」


ずっと呼び続ける御堂くんに振り向き、キッと睨みながら言った。