葉瑠は妹だ。親父に葉瑠の事を頼まれた。




葉瑠にはもう身内がいない。



親父はそんな葉瑠を養女にしようとしたが、葉瑠は断った。



葉瑠は、高藤葉瑠でなく美山葉瑠でいる事を選んだ。


たけど親父は葉瑠を高藤家で育てる事を決めていた。


葉瑠の母親は、自分がいなくなった時葉瑠の事を親父に頼んだ。



親父は最初からそのつもりでいたらしい。



その時俺は葉瑠の左目の事を聞き、



少しでも葉瑠の側にいてやりたいと思った。



葉瑠の可愛い笑顔を守ってやりたい。



だから葉瑠のいる女子校に自分から志願した。



女だらけの学校。



俺が葉瑠の教室に行くと葉瑠は驚いていた。



俺の自己紹介後は質問攻め。


年齢、彼女いるとか?好きな食べ物とかどうでもいい質問ばかり。



俺がウザそうな顔をすると、葉瑠がそれを見て笑った。



葉瑠の笑顔ヤバい。



女子校きついな。



葉瑠の笑顔だけに癒されてる俺。



女子校生って化粧するんだ。



香水の匂いに吐きそうになる。