「………おい高崎」
「な、なにー?」
「なんだこれ…」
部屋に入った途端、
十五…いや
二十人ほどの男共。
「あ〜、なんか片っ端から声かけたらこんな大勢に…
でも向こうも人数揃えてくれたからさ!!」
て事は…約四十人!?
…多すぎじゃねぇか?
ああ…なんかもう面倒臭い……
「じゃあ、別に俺居なくてもいーじゃん?」
帰りたい……
「ダメ!!!!!
俺の顔潰す気かよ〜」
「……そんなのしらね」
「とりあえず入って!!」
高崎はグイグイと俺を引っ張る。
「あー、解ったから……」
「ごめーん!!今着いたぁ」
俺達の会話を遮る様に甲高い声が響いた。
その声の後にゾロゾロと何人もの女の子がやって来た。
「ユイちゃん!!
全然大丈夫だよっ!!
ささ、入って〜〜」
高崎のさっきの態度はどこへやら、ぱぁっと顔が輝いた。
ブブッ。
ウケる……


