[短編]彼に、もう一度

私が恭ちゃんの笑顔を奪った。

全てを奪った。

チームも、親も、みんなの期待を背負った恭ちゃん。

でも、その期待をなくさせたのも私。

あやまってもあやまりきれない事実。

だから、恭ちゃんから逃げないように

帰ってきた。

だから、これからあなたのために尽くします

どんなことだってする。

だから───────

ピンポーン・・・

私は今、恭ちゃんに挨拶しに行く。

どきどきどきどきどき

心拍数がすごい・・・