[短編]彼に、もう一度

交差点で、

青の信号が点滅して

目の前で赤になってしまった。

「恭ちゃん~~~こんなんじゃ、間に合わないよ~~~!!」

「落ち着けって。」

クールな恭ちゃんは、

私を落ち着かせる。

「やだあ~!!」

私が素直に恭ちゃんの言うことを聞いてれば

あんなことにはならなかったんだ。

「渡っちゃえ!!」

赤なのに私は渡ってしまった。

「わ、ばか!!戻れ優奈!!」

「え?」

もうそのときには遅かった。

キキーッ

ドンッ

私を押して、代わりに恭ちゃんが

ひかれてしまった。

「きょっ・・・恭ちゃん!!!


恭ちゃんッッッ!!!!!!!!!!!!」