「泣くな、いなくなんな、心配かけんな。」 「ご、ごめん。」 本気で私の事心配してるんだ。 そんなに大したことじゃないのに。 「優香、頼むから……………好きなんだ。」 何かが崩れる音がした。 「う、そ。」 擦れる声。 俺様で、ちょっと優しい悠介は、友達でしょ? 「嘘じゃない。」 嘘だ、やめて。 私の気持ちとは裏腹に、悠介は私を抱きしめた。 「ずっとずっと、好きだったんだ。」 ヤメテ