笑って教室に戻る。 でも、それだけじゃ終わらなかった。 「おい。」 「…………何。」 何で最近私にからむかな。 できることなら誰とも接したくないのに。 「ちょっとこいよ。」 怒ってる。 完璧に。 「や、やだ。」 「こいよ!!」 悠介の怒鳴り声に、教室の時が止まった。 私の動きも。 そのまま止まった私の腕をつかんで、悠介は私を教室から連れ出した。