「うん。」 返ってくる答えなんてわかっているのに。 その、たった一言から、津久井先輩への愛はこぼれるというのに。 「優香ちゃんのキラキラ星も大事だけど。」 ほら、こうやって忘れかけた頃に特別な優しさをくれるから。 どうしても諦められなくて。 「そーですか。」 「え何それだけッ!?」 胸の痛みを感じて涙をこぼしそうになる時に、幸せと愛しさを感じるのも嘘じゃないんです。