「いつも中庭で僕のヴァイオリン聞いてるよね?」
ばれてた!
変態って思ったかな…。
私は唇をかんでゆっくり頷いた。
ああ、もうお仕舞いだ。
「あんなの聞かせてごめん。」
なんで!?
私は勢いよく首をふった。
「そんなことないです!すごく綺麗で、聞き惚れちゃったっていうか……」
うまい言葉が見つかんない。
てんぱって顔が熱い。
その人の大きな手が私の頭にのった。
「ありがとう。」
笑うと、きゅって笑窪ができるんだ。
なんかもう、直視できないよ!
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…