「はいっ!」 私の前に、ビニール袋が出されて、大介が私の口元を押さえている。 「ゆっくり・・・心音落ち着いて・・・」 大介がずっとそばで声を掛けてくれて、背中をさすってくれて、時間と共に、呼吸もできるようになってきた。 「そう。もう大丈夫だよ。よく頑張った・・・。」 そう言いながら、大介が私を抱きしめていた。 「ゴメンな?今の、聞こえちゃったんだよな?こんなに苦しくなるくらい、ちゃんと考えてる心音は偉いよ。心音は悪くないんだから、責任なんて感じなくていい。」