ほんのわずかかもしれない。 でも私は確かに感じたんだ・・・ 誰からももらった事のない"愛"を。 「ねぇ大介。治るのかな?すごく痛いよ・・・」 「・・・どうしよう。俺今から薬局行ってくる。」 「え?私一人?」 「大丈夫。すぐ帰ってくるからさ。」 そう言って大介は家を出て行った。 この痛みにずっと堪えるのもいやだなって思って、すこし寂しくなったベッドの上、一人で眠りについた。