それに値段もいい感じ。 これにしようと決めたとき、ふと頭をよぎるのは木葉柊の顔。 今日この服を買ってくれたのも、アイスを一緒に食べたのも、助けてくれたのも… 全部アイツのおかげだった。 よし。 私は十字架のチャームのついたブレスレットを手に取り会計へと進んだ。 木葉柊は私のことを見ていたがふっと消えてしまった。