5人の王子と1人の少女




私たちは公園の木の下の涼しいベンチに座った。


風が涼しい。


「ほら。
食うんだろ?」


そう言って差し出された食べかけのアイス。


『うん♪』


ありがとう。
そう言って受け取ろうとすれば私が持ってたアイスをひょいっと取られた。


「交換だろ?」


そう笑う木葉柊はかっこよかった。