5人の王子と1人の少女




『れ、蓮は来たよ。
用があったみたい。
でも何もされてないよ?』


「ふーん。
じゃあ、なんでそんなに怯えてんだよ。」


さっきまでカーペットに座っていた柊はいつの間にか背後に立っていた。



いつもの茶色い瞳からは、どこか不機嫌さが見られる。


『それは―…』

言葉に詰まってしまい、視線を泳がす。