「お前が泣いてんの、なんかやだ」 そういって私の髪の毛をくしゃくしゃにした。 『なんでもないよ! ただ感動ものの本を読んだだけ。』 苦し紛れの言い訳だが、キスされたことを知られるのは嫌だった。 柊は更に顔を近付けてきて、鼻と鼻がくっつきそう。 「絶対怪しい。」 そう疑う柊。 こんなところを柊のファンなんかに見られたら私の学校生活が終わってしまう。 『と、とりあえず中に入って!』