誰にも言えなかった思い。 1人で考えているよりもすっきりと落ち着く。 『でもね、 雪斗の仕草にドキッとしちゃうことがあるの。 これって好きってことなのかな?』 龍真は顎に手を当てて考え込んだ。 「うーん… 莉緒ちゃんの心の中は俺には分からん。 でもな、ドキッとするっていうのは相手が男だからと違うか?」 『男?』 「そうや。 俺も好きじゃない女の子にドキッとすることあるで? それに、莉緒ちゃん好きな奴おるやろ?」