「俺は本気だよ」 一瞬真剣な目で見つめられたと思うとすぐにいつもの雪斗に戻ってしまった。 「じゃあ、ばいばい」 ポンッと頭に手を乗せると雪斗は部屋から出ていってしまった。 心臓がドキドキと高鳴っている。 残された部屋には雪斗の香水の甘い匂いがただよっていた。