5人の王子と1人の少女




突然の訪問者は珍しく真剣な顔で見つめてきた。


その目はいつもの雪斗ではなく、何かを決心しているようなそんな目だった。


逸らすことを許さず、その黒い瞳に吸い込まれてしまいそう。


『………何?』


重たい空気の中なんとか口を開く。


雪斗は一度目を伏せると深い溜息をついてまた私に視線を戻した。