今まで無かった。 人の笑顔で胸が高鳴るなんて。 もっとこの人の笑顔を見てみたい。 次から次へと胸から溢れてくる。 ガチャ 誰かが部屋に入ってきた。 「たっだいまー♪」 雪斗だ。 「あれ? 莉緒ちゃん大丈夫なん?」 龍真に聞かれて自分が風邪を引いていたことを思い出す。 『大丈夫だよ! それよりどうだった?』