秀のまっすぐな瞳がわたしを
じっと見つめて、


「変な奴には気をつけて。

っていうか 男は皆敵だと思って。」


て・敵…!?


「……光汰くんは?」

「あいつは……いいよ。

でも絶対他の男と二人きりに
なったりしちゃ駄目だから!」


秀が何をそんなに警戒してるのか全く分からなかったけど、

あまりにも真剣に言うのでわたしは頷くしかなかった。


わたしが頷いたのを見ると秀は はぁーと深くため息をついた。


「なんで別のクラスなんだろうね」

秀の瞳が寂しげに曇ったので、

胸がきゅんと締め付けられた。