授業中も、休み時間もずーっと考えてたけどいい考えは浮かばなかった。 浮かぶのは『別れたくない』って気持ちと 『秀が大好き』って気持ちだけ。 あたしってばかなのかもしれない。 冷たくされても秀がこんなに好き… 「あ…」 中庭のベンチに愛しい背中が見えて、思わず声がもれた。 その声に秀がぱっとこちらを向いてばつの悪そうな顔をした。 「座って?」 よかった… いつもの優しい声だぁ… ほっとしつつ秀の隣に座ると秀がいきなりぎゅっとわたしの手を掴んだ。