なんでそんな瞳――


どうして秀が


そんな苦しそうな顔して

あたしを責めるの――?




何もかもわからないことだらけで

頭の中がぐちゃぐちゃになって



どうして目を反らしたのかも

どうして怒ってるのかも


どうしてそんな顔をしているのかも


何もかも聞けないまま、


背を向けて立ち去っていく
秀の背中を見つめていた……