「明日から委員会の仕事があって…
しばらく一緒に帰れないんだ。」


秀は申し訳なさそうに俯いた。


「え!?」


な・なんで…?

クラスが離れてただでさえ
一緒にいれる時間少なく
なっちゃってるのに……


その上帰りも一緒に帰れなくなっちゃうの?



黙ったままのわたしに秀は悲しそうな顔をして、


「ごめん……

俺も一緒に帰りたいんだけど、
どうさても抜けられないから
……ほんとごめん。」


悲痛な顔で何度も謝る秀に胸がズキッと痛む。



ダメだわたし……

また秀のこと困らせてる。


委員会の仕事なら仕方ないのに、



「、わかった。頑張ってね!!」


秀を困らせたら駄目だ。



寂しい、なんて我が儘言っちゃ


ダメだ。


ズキズキと痛む胸の痛みを無視して笑った。