返事が帰ってきたことにホッと息をついて、

もう一度おはよう と言いながら
席についた。




―――――っ、


な、なんか……


見られてる……?!



視線を感じて横を向くと

南野くんがじっとわたしを見ていた。



なななに!?



「ねぇ、」


昨日やさっきのぼんやりとした声と違う
澄んだ声に背筋がのびた。


茶色っぽい綺麗な目をしばたかせて
首を斜めに傾ける南野くんに、


ちょっとどきっとする。