次の日、南野くんは当たり前のように
朝から机に突っ伏していた。


……ちょっとびっくり。




「お、おはよう…」


返事が返ってくるかどうか
わからなかったけど、

挨拶はしといた方がいいかと思い
恐る恐る言うと、


むくっと顔を上げた不機嫌な顔の
南野くんとばっちり目が合った。



ど・どうしよう……

やっぱり挨拶しなきゃよかったかな…?


なんて思ってたら、


南野くんはキョロキョロと周りを
見渡して、目をパチパチとしばたかせてから



「……おはよう」


と言った。