「は……?」


じゃ、じゃなかった!

わたしの言葉に秀が固まってしまったので
慌てて言葉を付け足す。


「お昼にねっ、

美和に秀が誰とお昼食べてるのって
聞かれて…わたし全然秀の友達のこととか
聞いたことなかったし、

……だから、あのっ」



あわあわと早口に言ったわたしを見て
秀が今度は吹き出した。


「わかったから、はる落ち着いて」


ぽかんとするわたしを横目に
くすくすと笑う秀に顔が熱くなった。


うう……恥ずかしいっ

笑わなくてもいいじゃん。



「友達ね。いるよ」


しばらくしてようやく笑いが
収まったのか秀が明るい声で言った。


「え、いるの!?」

「…そんな驚かなくても。
大丈夫、普通にやってるよ」



ぽんと優しくわたしの頭に手を
おいて笑った。

優しい笑顔に また顔が熱くなった。


そんな笑顔見せられたら、

見とれちゃうよ……