心の中で一人反省をしてると美和が、


「そういえば王子は誰とお弁当
食べてるの?」



へ?秀?



「……さぁ?」



秀が誰とお弁当食べてるかなんて
話ししたことないし……

そういえば誰と食べてるんだろ?


「あんた……
相変わらず自分の彼氏のことに
興味ないんだね。」


首を傾げるわたしに美和がため息をついた。


そ、そんなことないもん!!

……っていいたいけど何も言えずに
うーっと唸った。


そんなわたしに美和はまたため息をついて、



「言わなくても分かってると思うけどさ、

王子モテてるよ?」



秀が、モテてる?


その言葉にドキッとして
美和を見るとさっきまでの呆れた顔とは
変わって真面目な表情で、


それがさらにわたしの不安を煽った。