「ありがとうございます」
清貴は軍手を抜き取り、コーラのキャップに触れた。

汗だくの体に冷えたコーラを飲んだ瞬間、炭酸が喉を刺激した後、体を冷やす感じがした。

「どうですか、教職の仕事は? 」
山城が笑顔で尋ねた。

「こんなこと言うと、上田先生や他の先生方には怒られるかもしれませんが、正直なところ楽しいです」
清貴は笑みを浮かべて言った。

「それは、いいことだと思います」
山城も清貴の微笑む表情を見て笑顔で言った。