「いってぇ」
「あーごめんなさい!!.....でも、またこーゆーことになりますから、もうこないでくださいね」
「いや。簡単にオレを投げれるんだから、入れないわけにはいかないな」
はぁ、逆効果だったし....。
走って戻ると、シュウに呼ばれた。
「マキ、先輩は投げるなよ?」
「え!?何でわかんの?」
「えっとー、別に? でも、かわいそうだろ?」
「だって...柔道やったら男っぽくなっちゃうじゃん。やりたくないからああでもしないと......ねぇ?」
シュウはアタシの目をじっと見つめると、ため息をついた。


