空を見てたら、ケータイが鳴った。 リュウタさんからの電話。 「はい?」 「あ、俺。いきなりでわりぃんだけどさ、日曜日、その......デートしねぇ?」 「え?いいですよ?日曜日、空いてるし」 「へ?マジで!?良かったー!! あ、じゃあ、迎えにいくから待ってて。9時ごろでいい?」 「はい♪それじゃ」 切ってから、シュウと怜香チャンのことを思い出した。 2人もデートするのかな? リュウタさんのことを考えなきゃいけないのに、浮かんでくるのはどうしても仲良く話す2人だった。